日本の家の作りは夏を旨をすべし
2018/09/16
こんにちは、埼玉県久喜市の注文住宅、六花舎設計(ろっかしゃせっけい)です。
今年の夏は本当に暑かったですね。体温より高い日が続き、熱中症で亡くならる方も沢山おられました。健康な人でも体調を崩してしまいます。
とは言いつつ3か月後には寒い冬の季節到来です。今度はヒートショックで救急搬送される方が増えてきます。なんとヒートショックで年間1万7千人が救急搬送されます。原因は家の中の寒暖差が激しいということです。
日本の家は、寒いのを我慢するのが当たり前になっています。昔から「家の作りは夏を旨とすべし」と言われてきました。吉田兼好が徒然草で「住まいは夏の快適さを考えて作れ」とも書かれていました。だから気密性も断熱性もない家が建てられてきたということです。そして、律義な日本人は「家は寒くない」と思い込んでしまっているようです。
高気密高断熱の家がようやく当たり前になってきましたが、部屋によって温度差をつくらないことが大切ですね。
また、断熱材の施工の仕方によって効果に大きな差が出てきます。リフォームするときよく見かけるのが、断熱材が下に沈んでしまって効果が反滅している家がとても多いことです。
とはいえ、断熱工事は完成してしまうと隠れてしまうので、お施主様にはわかりませんね。ぜひ、施工途中でご自身の目でしっかり確認してください。また、施工業者さんにきちんと写真を撮ってもらったり、性能保証書など発行してもらうことをお勧めします。

▲セルロスファイバーの断熱材は安心です。



