木造文化の交差(2)

2017/04/03

ハウスコンシェルジュの伊藤です。
京都や奈良、大阪を訪ねて旅をしていると、古い形の日本家屋を大切に残し
住まいとして今も使っている家を多く見ることができます。
勿論、関西だけに限った話ではありませんが、
首都圏に比べるとその数はかなり多いと感じます。
さすがに地震の回数では関東地方は数多くの経験しているので
日本家屋の現存数を単純に比較することはできないと思いますが、
それでも保存、修繕で現代家屋以上に大変な日本家屋を残すということは
やはり日本という地域的特性のなかでば「必然」だからなのでしょう。
21世紀に入ってから、日本各地で古民家再生が叫ばれ様々な取り組みがなされており、
様々な団体やプロジェクトが組織されています。私たちも建築会社としてその一端を担っており、
自然由来の素材を要所要所に使用し、雰囲気造りや質感の良さ、快適さを提案したリフォームや、
もとの状態を現代的なしつらえや空間を提案するリノベーションを行っています。
新築とリノベーション。
時と場所と人、そして気が重なってそのポイントを選ぶと良いのではと思います。
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