北海道では年間50℃を超える温度差があります
こんにちは。株式会社六花舎設計・広報部です。
近年、日本の夏は年々厳しさを増しています。
気象庁は、最高気温40℃以上となる日について、新たに「酷暑日」という名称を制定しました。これまでの「夏日(25℃以上)」「真夏日(30℃以上)」「猛暑日(35℃以上)」に加え、40℃を超える危険な暑さへの警戒をより一層呼びかけています。
昨年も各地で40℃を超える気温が観測され、「命を守る暑さ」が大きな話題となりました。
こうした気候変化を踏まえ、去る2月24日には、北海道で活動する工務店グループ「アース21」の会員の皆様が埼玉を訪れ、「埼玉家づくりネットワーク」のメンバーとの合同勉強会を開催しました。
冬の寒さが厳しい北海道と、全国でも有数の暑さを記録する埼玉。一見対照的な地域ですが、「これからの住まいづくり」という共通のテーマについて、断熱性能や猛暑対策、さらには法制度まで幅広い意見交換を行いました。
北海道の参加者からは、
「北海道でも夏は35℃近くまで気温が上がり、冬はマイナス20℃まで下がる。年間では50℃を超える温度差の中で暮らしている」
という現状が紹介されました。
北海道でも猛暑対策は、もはや避けて通れない課題となっています。
その中で双方が一致したのは、「断熱性能の向上が何より重要である」ということでした。
埼玉家づくりネットワークでは、住宅の断熱性能を示すUa値について、0.26~0.46を標準的な目標とし、さらにUa値0.20以下の超高断熱住宅に取り組んでいます。
断熱先進地域といわれる北海道と比べても、その性能差はわずかになりつつあります。
また、高性能住宅は断熱性能だけで実現するものではありません。
冬の日射を上手に取り込み、夏の日差しを効果的に遮る設計も欠かせません。西日対策や南面の庇の計画、太陽高度を考慮した建物配置や窓計画など、建築設計の工夫が住まいの快適性を大きく左右します。
私たちは、単に「〇〇相当」といった曖昧な性能表示に頼ったり、高性能を実現するためだけに窓を減らしたりするような家づくりは目指していません。
住む人の暮らしや快適性、デザインとのバランスを大切にしながら、本当に価値のある注文住宅、高性能住宅を設計することを目指しています。
これからも全国の先進的な取り組みを学び、情報交換を重ねながら、より快適で安心して暮らせる住まいづくりのための勉強会を継続してまいります。



