住まいのいたるところの高さは大切です
2018/01/13
こんにちは、埼玉県久喜市の注文住宅、六花舎設計(ろっかしゃせっけい)です。
広辞苑が10年ぶりに出版されましたね。
インターネットでなんでも調べることができますが、辞書を一枚一枚めくりながら調べることが新鮮な感じがします。調べたい語彙以外の出会いがあることもしばしばあります。
話は変わりますが、現在建設中の現場では、玄関の段差や、手すりの位置、コンセントの位置、換気設備の位置など細かくお施主様と現場にて確認しているところです。
辞書ではありませんが、図面と現場ではちょっと違いがあります。たとえば手すりの位置は利用される人の利き手も大切です。コンセントの位置は、寝室とリビングなどでは高さが大分変りますね。
高さによって住み心地は大きく左右されます。場合によっては腰痛やひざの痛みのきっかけにもなりかねません。
図面は、あくまでも目安です。使いやすいキッチンの高さの目安は「キッチンの高さ=身長÷2+5㎝」
電子レンジなどは床から95㎝程度。炊飯器は床から85㎝程度。インターホンの位置は室外室内とも床面から130から140㎝が目安です。
玄関の段差は、腰掛タイプなら40㎝あると靴の着脱が楽ですが、バリアフリーを最優先するなら高低差をなくすことが最優先しなくてはなりません。
それぞれの場所で高さの目安があります。しかし使い勝手には個人差があります。実際の現場で高さを計測して新居されてから後悔しないようにしたいものです。



