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「建ぺい率」とは。「容積率」とは。

2023/02/12

こんにちは、高気密高断熱高耐震の注文住宅、株式会社六花舎設計 広報部です。いろいろな補助金にも対応しております。お気軽にご相談ください。

今日は、家づくりを始めるうえで、気になる単位や基準について少しお話いたします。

代表的なのが「坪」という広さの単位です。家づくりでは「㎡」ではなく「坪」を使うことが多いです。

また、「建ぺい率」「容積率」という言葉もよく見かけます。これは、土地に対して建てられる建物の広さを制限する基準です。聞き慣れない言葉もありますが、知っておくと土地情報や間取り図を見るのに役立ちます。

「1坪」は、明治時代に長さを定義する法律によって決められた広さの単位です。1坪は、1辺が6尺の正方形を表しています。

1尺=10/33mなので、6尺=60/33m、1坪=60/33×60/33㎡となります。整数で計算すると、1坪=3.3057㎡」となることが分かります。と言っても、これではあまり広さがつかみにくいですね。そこで役立つのが「畳」で表す方法です。

「1坪」は、畳2枚分の広さとほぼ同じです。「畳2枚分の広さ」と分かれば、なんとなくイメージしやすくなります。メートル法で図面を描くようになっても「坪」が一般的なのは、畳という共通の「物差し」があることで、広さがつかみやすいからかもしれません。

また、不動産会社さんの広告では「1畳=1.62㎡」と定められており、1坪=3.24 ㎡を基準に広さを算出します。

感覚的に広さをつかむのには畳数で表現することが役立ちますが、建築図面で正確に広さを算出したい場合は、次のような計算式を使います。

この計算式は、初めにお伝えした「1坪=3.3057㎡」を基準にした数値です。

・坪数を㎡に換算する場合、坪数×3.3057=㎡  ・㎡を坪数に換算する場合、㎡×0.3025=坪数

次に「建ぺい率」です。

建ぺい率とは、「敷地面積に対する建築面積の割合」のことです。

建築面積とは、建物を上から見た時に壁や柱の中心線で囲まれた面積のこと。ざっくり言うと、1階の床面積のことを指しています。2階の方が広い場合は2階の床面積となります。

計算式は、建ぺい率(%)=(建築面積/敷地面積)×100  例えば、100㎡の敷地に50㎡の建築面積の住宅を建てたら、建ぺい率は50%と言うことになりますね。

建ぺい率は、土地の「用途地域」によって違ってきます。お店やマンションが建つような都心部なら建ぺい率は高めになっており、住宅ばかりが並ぶエリアでは建ぺい率が低めに設定されています。

土地利用に合わせて、より良い環境になるように配慮されているというわけです。

平屋を建てたい場合は、注意が必要です。狭い土地では、建ぺい率いっぱいまで建てても十分な家の広さが取れないケースがあります。

最後に「容積率」についてです。

容積率は、「敷地に対する延床面積の割合」のことを指します。延床面積は、1階と2階の床面積全てを合計したものです。

計算式は、容積率(%)=(延床面積/敷地面積)×100 。例えば、100㎡の敷地に100㎡の延床面積の住宅を建てたら、容積率は100%と言うことになります。

建物を2階、3階と高くしていけば、建築面積が小さくても家全体は広くすることができます。容積率も、建ぺい率と同じように用途地域によって細かく指定されています。

家づくりのおいては、あまり使わないような単位や基準が出てきます。難しく感じる言葉も、知ってけば簡単なだなと感じますね。土地の広さや建てられる家のサイズをイメージするためにも、役立ちます。

家づくりにおいて、ちょっと頭の片隅おいていただけるとうれしいです。