上棟(建前)の由来

2017/02/02

ベビーコーンにはまっているはしぐちです。

 

先日、『上棟/建前』について調べていたところ

こんな昔話があることを知りました。

 


昔、とても高名な棟梁がいました。

その棟梁が明日が建前という前の晩になって、自分のミスに気づきます。

玄関の柱を短く刻んでしまって、どう考えても直せない。

棟梁は、自分 の未熟さに死のうと考えます。

それを見た棟梁の奥さんが、 自分が代わりに死んでも良いとまで思い、

棟梁に酒を飲ませて寝かしつけ、寝ないで考えたのが、枡(マス)を使って補修する方法でした。

翌朝目覚めた棟梁は、奥さんの差し出した枡を受け取ると、

「わかった!」と言い、柱の足りない分を補い、事なきを得たのです。

ところ が、自分の恥が表に出るのを恐れた棟梁は、

自分の表向きの見栄や意地のために、奥さんを殺してしまいました。

殺してから棟梁は、自分の犯した罪を悔い、未来永劫、弔うと心に誓い

女 の七つ道具(口紅・鏡・櫛・かんざし・おしろい・こうがい・かつら)を

棟の上に飾って供養したと言うのが始まりで、建前の儀式となったそうです。

(出典:上棟式の基礎知識より)


 

『ホンネとタテマエ』の語源にもなっているそうです。